本日のアジェンダ
1限目
学科 HTML/CSS基礎③
テキストの意味と画像について
2限目
学科 HTML/CSS基礎③
CSSの基本構造について
3限目
学科 HTML/CSS基礎③
CSSの基本構造について
4限目
学科 HTML/CSS基礎③
Webページ制作実践
5限目
学科 HTML/CSS基礎③
本日の講義のまとめ
本日のテーマ
HTMLとCSSを結び付けていきましょう
本日のレポート
HTML:テキストの意味
- a 要素(ハイパーリンク)
他のページやファイル、メールアドレスなどへのリンクを作るときに使います。
<a href=”リンク先URL” target=”リンク先を開く環境” rel=”リンク先との関係”> リンクコンテンツ</a>
target=”_blank”:別タブでリンク先を表示させる
rel=”noopener noreferrer”:リンク先が信頼できない場合は指定する - em 要素(強調)
テキストを意味的に強調するときに使います。規定値は斜体で表示されます。(フォントによる)
<em>強調コンテンツ</em> - strong 要素(強い重要性)
非常に重要な内容を表します。規定値は太字で表示されます。
<strong>重要情報コンテンツ</strong> - small 要素(免責・警告・著作権など)
小さな文字で補足情報や免責などを表します。規定値は一回り小さい文字サイズで表示されます。
<small>付帯注釈コンテンツ</small> - i 要素(他と区別されるテキスト(思考・専門用語 等))
思考、用語、外国語など、特別な意味を持つ語に使います。規定値は斜体で表示されます。(フォントによる)
<i>慣用句・特定用語コンテンツ</i> - b 要素(他と区別されるテキスト(キーワード・製品名 等))
見た目を目立たせるために太字にしますが、意味の強調はありません。
<b>太字コンテンツ</b> - span 要素(特定の範囲をグループ化)
汎用的なインラインレベルのコンテナを定義します。コンテンツに対する意味の持たせるものではありません。
<span>インライン要素の範囲コンテンツ</span>
HTML:コンテンツの埋め込み
- img 要素(画像)※空要素
ページの中に画像の埋め込みを定義します。
画像のパスは src 属性、表示できないときの代替テキストは alt 属性で指定します。
alt はアクセシビリティのために必ず設定しましょう。 - iframe 要素(インラインフレーム)
ページの中にインラインフレームの作成を定義します。
インラインフレームとは、表示しているページの中に別のページを埋め込むための機能です。
画像の取り扱いについて
タグは、画像を表示する際に使用し、必須属性のsrc属性で画像ファイルのURLを指定します。
一般的なブラウザで表示できる画像フォーマットとしては、PNG・GIF・JPEGがよく利用されています。
他にも、ウェブ用のベクター画像フォーマットであるSVGや、単一ページのPDF・アニメPNG・アニメGIFなどをsrc属性の値として指定できます。
alt属性には、画像が利用できない環境向けのテキストを指定します。
HTML5ではalt属性は必須ではありませんが、指定しておけばアクセシビリティーが高まるでしょう。
Webサイトを重くする(表示スピードの低下)の大きな原因の一つは画像サイズです。
WebサイトにUPする画像はPhotoshopやIllustratorでしっかりと画像の最適化をしてUPしましょう。
CSSについて
CSSの構造
CSSファイルをHTML ファイルと別ファイルで記述した時は、HTML ファイルの head タグ内(~の間)に
以下の記述を行い CSS ファイルの取り込みを行います。
<link href=”CSS ファイルのパス名” rel=”stylesheet” type=”text/css”>
【CSSファイルに記述】
文字コード宣言
@charaset”utf-8″;
スタイル指定はこの3つの組み合わせで成り立っています。
セレクタ{プロパティ:値;}
| 用語 | 例 | 説明 |
|---|---|---|
| セレクタ | h1, .title, #main | スタイルを当てる対象 |
| プロパティ | color, margin | 変更したいスタイルの種類 |
| 値 | blue, 10px | プロパティに設定する内容 |
CSS:セレクタの記載方法
- 全称セレクタ(*)
すべての要素に適用するスタイルを指定できます。 - 型セレクタ
HTML の要素名(hi,p等)を指定すると、その要素名に合致する要素に適用するスタイルを指定できます。 - id セレクタ(#)
ハッシュ(#)を付けて id 名を指定すると、その id 名に合致する要素に適用するスタイルを指定できます。
※CSSではあまり使用しない - class セレクタ(.)
ピリオド(.)を付けて class 名を指定すると、その class 名に合致する要素に適用するスタイルを指定できます。
※ページ内リンクはclassでは作れない - 子孫結合子セレクタ
複数のセレクタをスペースで区切って指定すると、ある要素の配下にある要素にスタイルを指定できます。
※子と孫…すべてに影響する - 子結合子セレクタ(>)
セレクタを大なり(>)で区切って指定すると、ある要素の直下にある要素にスタイルを指定できます。
※子にだけ影響し、孫に影響しない - 隣接兄弟結合子セレクタ(+)
セレクタをプラス(+)で区切って指定すると、ある要素に隣接している要素にスタイルを指定できます。
※あんまり使わない - 一般兄弟結合子セレクタ(~)
セレクタにチルダ(~)で区切って指定すると、ある要素に後続している要素にスタイルを指定できます。
※あんまり使わない
CSS:色の指定方法
- カラーネーム
カラーネーム指定は、black、red、lime、blue などのカラーネームで指定します。 - rgb(ハッシュ(#)で始まる 16 進数 3 桁)
rgb 指定は、r が赤、g が緑、b が青を示します。それぞれの色の強さは 16 進数(0~f)で指定します。0 は無発色で、f は最大発色になります。 - rrggbb(ハッシュ(#)で始まる 16 進数 6 桁)
rrggbb 指定は、rr が赤、gg が緑、bb が青を示します。それぞれの色の強さを2桁の 16 進数で指定します。00 は無発色で、ff は最大発色になります。 - rrggbbaa(ハッシュ(#)で始まる 16 進数 8 桁)
rrggbbaa 指定は、rr が赤、gg が緑、bb が青、aa が透明度を示します。それぞれの色の強さを 2 桁の 16 進数で指定します。00 は無発色で、ff は最大発色になります。透明度は、00 は完全に透明、ff は完全に不透明になります。 - rgb(r,g,b)(rgb 関数)
rgb(r,g,b) 指定は、r が赤、g が緑、b が青を示します。 - rgba(r,g,b,a)(rgba 関数)
rgba(r,g,b,a) 指定は、r が赤、g が緑、b が青、a が透明度を示します。 - hsl(h,s,l)(hsl関数)
hsl(h,s,l) 指定は、h が色相(Hue)、s が彩度(Saturation)、l が輝度(Lightness)を示します。 - hsla(h,s,l,a)(hsla関数)
hsla(h,s,l,a) 指定は、h が色相(Hue)、s が彩度(Saturation)、l が輝度(Lightness)、a が透明度(Alpha)を示します。
CSS:幅・高さの単位
- px(ピクセル値)
- %(要素の割合(百分率))
親要素のサイズに対する割合を百分率(%)で指定します。 - em(要素の割合)エム関数
親要素のサイズに対する割合(1em = 100%)を指定します。フォントサイズの単位として使用されます。
※2em=2倍 - rem(ルート要素の割合)レム関数
ルート(html タグ)のサイズに対する割合を指定します。フォントサイズの単位として使用されます。
※ルートのフォントサイズの初期値は「16px」 に設定されています。 - vw(画面の表示幅の割合)
画面の表示幅に対する割合(10vw = 画面幅の10%)を指定します。
「width: 100vw;」と指定すると画面幅(スクロールバーを含む)と同じ大きさの領域が定義できます。 - vh(画面の高さの割合)
画面の高さに対する割合(10vh = 画面の高さの10%)を指定します。
「height: 100vh;」と指定すると画面の高さ(スクロールバーを含む)と同じ大きさの領域が定義できます。 - calc 関数(値の計算)カルク関数
値を四則演算で計算します。
※演算子(+, -, *, /)の前後にスペースが必要
セレクタ得点表
CSSのセレクタ得点(Specificity)は、複数のスタイルが同じ要素に適用されるときに、「どのスタイルが優先されるか」を決めるルールです。
| セレクタの種類 | 得点 | 例 |
|---|---|---|
| style属性 | 1000点 | <div style="color: red;"> |
| idセレクタ | 100点 | #main |
| classセレクタ | 10点 | .title, [type="text"], :hover |
| 要素セレクタ・擬要素 | 1点 | div, h1, ::after |
!important | 強制 | color: red !important; |
その他(AIに聞いてみた)
HTMLにおける「要素」と「属性」の違い
要素が「器」で、属性がその器に貼る「ラベルや指示」のようなものです。
| 区分 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 要素 | 意味や構造を示す本体 | <a>, <p>, <div> |
| 属性 | 要素に付ける設定・追加情報 | href, id, class |
特殊文字
HTMLの構文に使われる記号(例:<, >, &)などはそのまま書くと誤動作するため、HTMLで特定の記号や文字を正しく表示させたい場合は、「特殊文字(エンティティ)」を使います。
| 表示したい文字 | 書き方(エンティティ) | 意味・用途 |
|---|---|---|
< | < | 「less than」小なり記号 |
> | > | 「greater than」大なり記号 |
& | & | アンパサンド(&記号) |
" | " | ダブルクォート |
' | '(または ') | シングルクォート |
© | © | 著作権マーク |
® | ® | 登録商標マーク |
¥ | ¥ | 円記号 |
| | 改行されないスペース(半角空白) |
感想
今日は次回授業の予習を行った。
属性や要素が急にたくさん出てきて今はまだ混乱気味…
実際に自分で手を動かして少しずつ身に着けていきたい。
