訓練12日目 学科 グラフィックデザイン基礎⑥

本日のアジェンダ

1限目
学科 グラフィックデザイン基礎⑥
「Illustrator」「Photoshop」グラフィックツールの復習

2限目
学科 グラフィックデザイン基礎⑥
成績考査について

3限目
学科 グラフィックデザイン基礎⑥
バックアップについて

4限目
学科 グラフィックデザイン基礎⑥
本日のまとめ

5限目
学科 グラフィックデザイン基礎⑥
本日のまとめ

本日のテーマ

バックアップは消さない!

普段からバックアップの意識を高めておきましょう!生産性の向上に必要不可欠だと考えましょう!!

これから、様々なファイルを管理して作業をしていく事になるため、しっかりバックアップを取っておきましょう。
ファイル管理を徹底する事で、作業の進行やスケジュールの管理に気を付けて、より生産性を上げていきましょう。

本日のレポート

ビットマップデータ(Photoshop)とベクターデータ(illustrator)

世の中にある画像はすべて、「ビットマップデータ」と「ベクタ―データ」という2種類に分けられる。

ビットマップデータとは、ピクセルという細かい点を集めて作られた画像のこと。
ピクセルが細かければ細かいほど写真はより詳細な部分まで写せるようになるが、ビットマップデータは拡大や縮小を行うと画像が劣化してしまうため、画質を保ったまま拡大縮小することができない。

これに対して、ベクターデータはビットマップデータのような点の集まりではなく、画像を構成する点と線が数値化されているため、ベクターデータは拡大や縮小を行っても画質が劣化しない

Photoshop・illustratorどちらの方が優れている、どちらの方が使いやすいといった優劣があるものではない。
それぞれ持っている仕組みが微妙に違い、得意とする領域も異なっているため、強みを活かしていく使い分けが大切。

バックアップについて

データを確実に守る方法はなく、人的ミスやハードウェア障害などで消失するリスクがあります。
バックアップを取る方法は大きく分けて「外部媒体」と「クラウド」に分けられる。

「バックアップを取る」ということはWEBを使う仕事をするうえで重要な作業である。

単純に「制作時間」で「作業」して「作品」を「仕上げ」て「納品」する、
これは全て業務時間内に行っているため、データは全て保管義務が発生する。
実際の仕事では、間違いや誤ったデータも記録に残しておくこと。

バックアップの具体的な方法

  • データはコピーして3つ持つ
    オリジナルの元データとは別に、バックアップを2つとること。

  • 2種類以上の機器にデータを保存する
    常用する機器とは別に、バックアップとして異なる種類の機器を使うこと。
    例えば、同時期に購入した同じメーカー・型番の外付けHDDをバックアップに利用していた場合、経年劣化等により、同時にクラッシュしてしまうということもある。
    NASと外付けHDD、などのように異なる2種類以上の機器で保存し、安全に管理すること。

  • バックアップの1つは遠隔地で保存する
    地震や火事など災害発生時に備えるため、事務所と自宅、会社の別支店といったように場所を離して保存する。
    また、1つはクラウド(オンラインストレージ)上にデータを置くなど、オンラインとオフライン、両方でバックアップをとっておけば有事の際も安心できる。

これらは企業毎にルール等が設けられている場合が多いため、勤め先企業が行っているルールに従うこと。

保存機器について

USBメモリー

USBメモリのデータ保存に使われているフラッシュメモリには寿命がある。
使用条件によってその寿命は異なるが、HDDなどに比べてデータの欠損率は高く、長期保存には向いていない
さらに、データを読み書きしない状態が数年以上続くと、構造上、保存していたデータが消えてしまう可能性もある。
USBメモリは、データの短期保存や移動のためのツール(かばん)だと割り切って使用すること。

SDカード

SDカードは、スマートフォンやデジタルカメラなどのデジタル機器で広く使われている記録メディア。
SDカードは、そのサイズから「SDカード」「microSDカード」に分けらる。

外付けHDD

パソコンに内蔵されている「内蔵ハードディスクドライブ(内臓HDD)」の大きさのことを「ディスク容量」と言い、容量を表す単位として「GB(ギガバイト)」「TB(テラバイト)」といったものが使われる。
内臓HDDのディスク容量がいっぱいになったら「外付けハードディスクドライブ(外付けHDD)を使用する。

NAS(ナス)

正式名は「Network Attached Storage(ネットワークアタッチトストレージ)」、通称「ネットワーク対応HDD」とも言われ、ネットワーク=LAN(有線でも無線でもOK)に直接接続するHDDで、ファイルサーバーとして活用する専用機器のこと。

NASの基本的な用途は、「データの共有」「保存」「バックアップ」である。
USBなどのハードディスクに保存している場合、接続されたPCのユーザーしかデータを参照できない。
しかしNASを利用すれば、ネットワークを経由して複数人で効率よくデータ管理できる。
社内ネットワーク内でのバックアップ用ストレージとしても活用できるため、普及が進んでいる。

M-DISC

経年劣化に強く、100年以上に渡ってデータを保存できる耐久性を高めたブルーレイディスクやDVDのこと。
データの読み込みは一般的なドライブで可能なため、仕事のデータなどの保存に最適な生涯保存用メディア。
1回記録用のため、データが消える心配が無く、物理的に上書きできない追記型ディスクは、データ改ざん・誤消去は原則的に不可能のため、大切なデータの保管に適している。

クラウドについて

クラウドでバックアップを取ることの利点は以下の通り。
・新たな機器を導入するコストが不要
・ネット環境があれば24時間、どこからでもアクセス可能
・万一の災害時に最小限のリスクで済む

Dropbox

Dropboxは世界中で7億人のユーザーに利用されているクラウドストレージ。
人気の理由は誰でも簡単に操作可能な高い操作性で、ファイルを共有できること。
パソコンやスマートフォンなど、さまざまな端末からアクセスできる。

Google Drive

Google DriveはGoogleが提供しているクラウドストレージ。
その特徴は操作性の高さで、GoogleフォトやGmailと同じような感覚で利用できます。
個人用のストレージとしても、ビジネス用のストレージとしても利用可能です。
無料版は15GBまで利用できる。

OneDrive

OneDriveはマイクロソフトのOffice365の一部として利用可能なクラウドストレージ。
Office365のプランを利用することで、OneDriveだけでなくワードやエクセルなどの多種多様な機能を利用可能。

Box

Boxは世界の高収益企業ランキングに載った、約70%の企業が利用しているクラウドストレージ。
企業が必要とするデザインや機能をカスタマイズすることで、独自のクラウドサービスの連携を可能としている。

iCloud Drive

iCloud DriveはApple社の製品を使っている方向けのクラウドストレージ。
保存した画像やファイルをリアルタイムで共有可能で、他のスマートフォンやパソコンからも編集可能。
さらにオフラインでの編集も可能で、次に端末がインターネットに接続された際にデータがアップロードされ、
共有しているほかの端末にも自動でアップデートされる。

バックアップのポイント(例)

  • 命名規則を作っておく
  • ZIPファイルにしておく
  • とにかく時系列を付けておく

    (例)samplesdl_bnr_20250409_01_backup_20250410_01.zip
       案件名_作品内容_時系列_通し番号_backup_時系列_通し番号.ZIPファイル

生産性について

「生産性がある」とは

生産性とは、生産するために投入する要素(人件費、設備、原材料など)の量に対して、どれぐらいの生産物
が算出されたのかを測定する指標のこと。「生産性が高い」⇔「生産性が低い」

生産性と効率性の違い

生産性は投資に対する成果を指し、効率性は成果を高めるための方法の1。
少ない投資で生産数を増加させ、業務の効率性を高めることで生産性が向上する。

生産性のある人とは

生産性が高い人とは、自分の業務に責任を持って、常に効率化を実現できている人のこと。
ムダなことを省くだけでなく、継続的に業務を効率化できる仕組み作りを、意識できているのも特徴である。

定期的に仕事(作業)の区切りには、バックアップ(整理整頓)をして自身の作業を振り返ること!

まとめ

企業で「バックアップ+作業管理」を徹底すること

・「報告・連絡・相談」の徹底
・「未着手」と「対応中」と「済み」を徹底
・5W1H=「何時」「どこで」「誰が」「何を」「何故」「どうした」を徹底

バックアップは生産性の向上に必要不可欠!
ファイル管理を徹底する事で、自身の作業の進行やスケジュールの管理に気を付けて、より生産性を上げていく。

感想

動画視聴で主にバックアップについてを学んだ。
これまでクラウドストレージは使用してこなかったが、これからデータ量が増えていくことを考えて、
クラウドに保存することを始めてみようと思う。

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